北近畿学びの会
佐藤学先生が提唱されている「学びの共同体」の考えを参考に、参加者同士の意見交流を通して参加者が主体的に質のよい教育実践を追究する、北近畿を拠点とした学習会です。
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第21回 例会 案内
第21回 例会 案内
日 時 平成26年9月19日(金) 19:00~
場所 綾部市市民ホール
    http://www.city.ayabe.lg.jp/shisetsu/hall/03.html

参加料 ¥200

内容  中学校 英語  授業ビデオを視聴し、その後意見交換します。

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第20回例会 報告
8月18日(火)に第20回例会を行いました。
 中学校1年社会科地理「石油資源が豊富な西アジア」の授業ビデオを視聴しました。
 授業者は、異動により4月から今の中学校で移られた先生です。この授業では次の3つの主発問がありました。
①西アジアの石油輸出国が、先進国に対して力を持っているのはなぜか。
②西アジアの石油輸出国において10年前と比べると輸出について原油の割合が減ってきているのはなぜか。
③石油を使いすぎるとどのような問題が起こってくるか?
 授業は一斉授業の形で前時の振り返りから始まり、本時のテーマである石油について、自分たちの生活の中でエネルギー源として石油に多く依存していることに気づかせる設問が続きました。
 授業開始から17分ほどのところで、①の発問があり、6分間ほどグループで考えあいました。その後、29分ほどのところで5分間ほど②について考えあいました。また、40分ほどのところで、③の発問がありました。
 生徒の様子は、一斉のところでは授業者の説明や発問にしっかり耳を傾け考えている様子が窺えました。
 しかし、グループの場面では考えを出し合っているグループもありましたが、発問に沿った思考を深められていないように見えるグループもありました。
 意見交流では、授業者が教材研究をして興味深い主発問を設定できているにもかかわらず、なぜ、生徒が夢中になって思考を深める様子が見られないのだろうかということについて考えあいました。
 授業者が授業を進めなければという意識が強くて、子どもが発言した答えに対して「同じ考えの人はいる?」とか「ちがう考えの人はいる?」とかの応答をすれば変わったのではないか。また、発問に対して挙手をした生徒にだけ指名するのではなくて、授業者が指名して生徒に答えさせることで授業に緊張感が生まれ、生徒も考えるようになるのではないか。などの意見が出されました。
 また、授業者が授業で行うこととして「聴くこと」「つなぐこと」「もどすこと」という原則に立ち返って、考える材料としての資料の扱いについて、生徒に、「なぜ、近年、産油国では石油の輸出の依存度が減少しているのだろうか?」と疑問を抱かせるような工夫が必要ではないかなどの意見も出されました。
 1時間の授業を通して、常に授業者の姿勢は、子どもを信頼しており、グループの時間でも授業者が望むようには考えあっていない様子の見られるグループに対しても余裕を持って生徒にまかせている様子が窺われました。このような姿勢は、生徒にも安心感と授業者への信頼につながっているように感じられました。生徒のつぶやきの中からはその生徒なりの素朴な疑問も聴かれるなど、その子なりの前向きな授業の参加の様子が見られ、今後に大変期待ができる授業内容でした。
 この授業者のビデオを例会で見せていただくのは4回目ぐらいになりますが、確実に授業者の授業力の進歩が見られ参加者一同大変うれしい例会となりました。


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